【軌跡シリーズ】元アラミス高等学校生・ロナールの復讐劇

アラミス高等学校にかつて在籍していた青年、ロナール。

今回は、ロナールという人物について紹介します。

※この記事は『界の軌跡』までの情報を基に作成しています。

ロナールについて

ロナールが初めて登場したのは、『創の軌跡』の追加エピソード「ある少女の学校生活」です。

この時のロナールはアラミス高等学校に通う学生で、共和国議会の議員である父親の権威を笠に着て学内で自分のグループを作っており、リベール王国から留学してきたレン・ブライトの人気を疎ましく思っていました。

生徒会選挙を半月後に控えたある日、ロナールは取り巻き数人を連れてレンに声をかけます。その目的は、選挙のためにレンを自分の派閥に引き込むことでした。

しかしレンはこの話をあっさりと断ります。このためロナールはレンを敵視するようになり、レンに嫌がらせを行うようになりました。けれどもレンにはまったく効果はなく、ますます彼女の人気が高まる結果になってしまいました。

業を煮やしたロナールは直接レンを校舎裏に呼び出し実力行使に出ますが、1年生の女子生徒が彼らを止めようとその現場に割り込みます。

自分のために彼女まで危険な目に遭わせるわけにはいかず、レンは当分学校に来ないことをロナールに約束しました。

数日後、アラミスでは生徒会選挙が行われました。ロナールは勝利を確信して、スクリーンを使って最後の演説を行います。しかし、そこに映し出されたのは彼が生徒を買収したり、暴力をちらつかせて他の候補をリタイアさせている映像でした。

驚愕するロナールの前にレンが現れ、ロナールの不正を告発します。他の生徒からも責められたロナールはその場から逃げ出しました。

その日の夜、人気のない公園でレンが1人になると、十数人のガラの悪い男を連れたロナールが現れました。自分が思い描いていたエリートコースの夢を壊したレンに仕返しをするため、彼らに命令してレンを襲撃します。

しかしレンはどこからともなく取り出した大鎌をふるい、屈強な男たちをあっという間に蹴散らしました。またこのときレンの協力者によって、ロナールの父、グリフィス議員の収賄疑惑が報道され、ロナールは後ろ盾を無くしてしまいます。

レンの圧倒的な強さを目の当たりにしたロナールは呆然とし、自分の方に向き直ったレンを前にして、恐ろしさのあまり気絶してしまいました。

その後ロナールの父は議員辞職し、ロナール自身もアラミスを自主退学することになりました。

『黎の軌跡』では、レンのコネクトイベントで登場。作中では1年半が経過しています。

レンは近頃、アラミス高等学校の生徒の身辺に不審な人間が現れていることを察知し、裏解決屋のヴァンに依頼してその人物の調査を始めます。

調査の結果、共和国でNo.3の勢力を持つ《ドゥールファミリー》が身代金目的で誘拐を計画していることが判明します。これを計画したのが、ロナールでした。

彼はアラミスの生徒を次々と誘拐することで生徒会長のレンの信用を落とし、復讐を果たそうとしていました。そして今回、都合よく目の前に現れたレンたちを、手下に命じて襲わせます。

しかし当然のごとくレンとヴァンには歯が立たず、手下たちは逃げ出します。またしても1人残されたロナールは、レンの威圧感に恐怖し、再び気絶してしまいました。

『黎の軌跡Ⅱ』では、第2部のsideBで登場します。前回の登場から約半年後です。

ロナールは運送業者の振りをしてアラミス高等学校の理科室に爆弾を仕掛けます。

最終的には事件は未遂に終わりましたが、この事件によりロナールは警察に逮捕されました。

爆弾は実際に爆発していれば校舎が吹き飛ぶほどの破壊力でしたが、本人はそのことを知らず、ボヤ騒ぎを起こして生徒会長のレンを失脚させるつもりでした。

『界の軌跡』では姿は登場しませんが更生施設にいるようで、いまは少しずつ前を向き始めているそうです。