『黎の軌跡』の主人公ヴァン・アークライド。
今回は、ヴァンの年表を紹介します。
※この記事は『界の軌跡』までの内容を基に作成しています。ネタバレが含まれますのでご注意ください。
ヴァンの年表
プロフィール
名前 | ヴァン・アークライド |
出身 | カルバード共和国 |
年齢 | 24歳 [黎の軌跡] 25歳 [黎の軌跡Ⅱ] |
武器 | 撃剣 (スタンキャリバー) |
CV | 小野大輔 |
ヴァンは『黎の軌跡』シリーズの主人公で、カルバード共和国で警察や遊撃士に頼めないような仕事を引き受ける《裏解決屋 (スプリガン)》として活動しています。
続編の『界の軌跡』でも主人公の1人として登場します。
年表
軌跡シリーズの世界では、暦として「七耀歴」が使われています。
この記事では、ヴァンに関係する出来事に焦点を当てて、年代ごとに記載していきます。
1183~84年
ヴァンの生年月日については明かされていませんが、
『黎の軌跡』(1208年8月~12月)で24歳、
『黎の軌跡Ⅱ』(1209年2月~7月)で25歳であることから、1183年または1184生まれと考えられます。
ヴァンは生まれながらに“魔核”を宿しており、『この子は悪魔です。私たちには育てられない』という手紙とともに、カルバード共和国のオラシオンにあるアールズ孤児院の玄関先に置き去りにされていました。
その後、ヴァンは孤児院のアークライド院長の元で育てられることになります。
1193年
この頃にエレインやキンケイドと親しくなります。ただ、ヴァン以外の2人は孤児院の子どもではなく、身元の分からないヴァンはエレインの父親からは敬遠されていました。
1194年
ヴァンは孤児院から里親に引き取られ、オラシオンから離れます。この時、孤児院の院長と同じアークライドの姓を名乗るようになります。
1197年
ヴァンが引き取られた先はカルト集団《D∴G教団》であり、様々な実験を受けた際に特異な力を持っていることが判明します。
《D∴G教団》は多くの非道な人体実験を行っており、ここでヴァンはその身に宿っていた“魔核”を抽出されます。
ヴァンは最低限の食事しか与えられず、ギリギリの精神状態の中で、過去にエレインがくれた甘いチョコレートの味を思い出し、自分の心を繋ぎとめていました。
1198年
心神喪失状態ながらもかろうじて生き延びていたヴァンは、《教団殲滅作戦》の際にバルクホルン神父に救出されます。
その後、回復までの間バルクホルン神父の元で静養することになります。
1200年
ヴァンはアラミス高等学校へ入学。
エレインやキンケイドも偶然同じ学校であり、再会した3人は昔のように一緒に行動するようになりました。
1201年5月
ヴァンはアラミス高等学校を2年生で中退します。「群れることに向いていなかった」と語っています。
1203年
各地を旅する中で、龍來(ロンライ)でバルクホルン神父と再会。約半年の間に崑崙流の修業を受け、武術を身に着けます。
その後、ヴァンは裏解決屋として開業しました。
仕事を始めて間もない頃、レンが結社を抜けてクロスベルに行く際、依頼を受け力を貸します。
1204年
ラングポートにて、下積み時代を過ごします。
1206年
エレボニア帝国とカルバード共和国との間に起こった戦争で、《千の陽炎》作戦に参加。この時に《銀》と呼ばれる暗殺者と面識を持ちます。
1208年8月27日
『黎の軌跡』本編。
ヴァンの元に、アニエス・クローデルと名乗る学生が依頼に訪れます。
彼女の依頼は、曽祖父が遺した《オクト=ゲネシス》と呼ばれる8つの遺産を探してほしいというものでした。
ヴァンは依頼を引き受けますが、同じく《オクト=ゲネシス》を狙っているマフィア《アルマータ》と対立することになり、彼らが共和国で起こす事件に関わっていくことになります。
また、1つ目のゲネシスを取り戻したのと時を同じくして、ヴァンの体が青黒い装甲をまとった姿《グレンデル (魔装鬼)》に変化する、原因不明の現象が起こるようになります。
1208年11月14日
ヴァンは各地での活動を通して仲間となったメンバーとともに、龍來への慰安旅行へやってきます。
この翌日、侍衆《斑鳩 (いかるが)》の副長を務めるシズナと出会い、勝負を挑まれます。
1208年11月20日
《アルマータ》のアジトが旧王都オラシオンにあると判明し、遊撃士、教会、猟兵などあらゆる勢力がオラシオンに集結します。
ヴァンたちもオラシオン入りし、三日間にわたる各勢力同士の戦いに参加。《アルマータ》の幹部たちを撃破し、組織は壊滅しました。
1208年12月3日
《アルマータ》幹部の生き残りメルキオルにより、首都イーディスにゲネシスタワーが出現。イーディスでは「汎魔化」が起こり、街中に悪魔のような魔物が出現します。
ヴァンたちは汎魔化を止めるため、ゲネシスタワーに突入します。
ゲネシスタワーでの戦いの末、ヴァンたちは復活した《アルマータ》幹部や首領ジェラールを倒します。そしてヴァンは幼い頃に奪われた“魔核”をその身に取り戻しました。
しかし“魔核”を体に取り込んだことで、ヴァンの中に存在していた《漂泊の魔王》が顕現。ヴァンは自分を犠牲にして魔王を自分ごと封印します。
裏解決屋のメンバーはヴァンの選択を認めず、魔王を倒してヴァンを取り戻すために、最終決戦に挑みます。
仲間たちの戦いによってヴァンは魔王を体から分離して“魔核”ごと世界の狭間に封じることに成功。これまでの戦いに決着が付き、《ゲネシス》も7つ目までが集まりました。
1208年12月24日
裏解決屋のメンバーは解散し、それぞれの故郷に戻ります。
1209年2月20日
『黎の軌跡Ⅱ』本編。
ヴァンは自身が連続殺人事件に関わっていると疑われていることを知り、犯人を探すためにエレインと2人で調査を開始します。
調査を進めて犯人の元へたどりつきますが、犯人は8番目の《ゲネシス》の力で紅黎い《魔装鬼》の姿に変身し、圧倒的な力の前に2人は敗北。ヴァンとエレインは死亡しました。
そこへ駆けつけたアニエスの《ゲネシス》が反応し、「時間の巻き戻し」が発生します。
数時間前の時点に戻ったヴァンは、前回とは違う選択をすることによりアニエスとキンケイドの協力を受け、再び事件の犯人と対峙します。
さらに新たな協力者、スウィンとナーディアの加勢で犯人を追い詰めますが、捕まえるには至りませんでした。
1209年2月21日
スウィンとナーディアは“探し物”のためにカルバードを訪れていました。
裏解決屋として依頼をこなすこと、8番目の《ゲネシス》を取り戻すこと、スウィンたちの“探し物”のこれらを同時に進めるため、ヴァンはスウィンとナーディアに裏解決屋代行を任せ、二手に分かれて共和国各地で活動することになります。
1209年3月14日
各地で依頼を達成する中で裏解決屋のメンバーが続々と合流し、ヴァンたちはネメス島で再集結します。
翌日、この島で結社《身喰らう蛇》の第四柱エルロイ・ハーウッドの計画が発動。ヴァンたちは何度も窮地に陥りますが、そのたびに「巻き戻し」により危機を回避します。
ヴァンたちはハーウッドの計画を阻止しましたが、事件の黒幕が姿を現し、これまでに集めた《ゲネシス》が1つを除いて奪われてしまいます。
1209年3月20日
《ゲネシス》の力によってヴァンの知人たちの記憶が改変され、裏解決屋のメンバーはこれまで協力関係にあった様々な勢力と敵対することになります。
1209年3月22日
記憶改編の影響を受け、首都でクーデターが起こります。
裏解決屋のメンバーは協力者と共に一連の事件を解決しますが、直後に大規模な異変が発生。
ヴァン達は消滅してしまいますが、ナーディアが取り戻した《ゲネシス》が反応し、3月20日時点まで「巻き戻し」が発生します。
1209年3月20日 (巻き戻し後)
これまでの情報から敵の拠点を特定し、ヴァン達は敵の本拠地に乗り込みます。
ヴァンは仲間たちとの協力で一連の事件の元凶を倒し、8つ全ての《ゲネシス》もアニエスの手に戻りました。
1209年4月12日
アラミス高等学校で学藝祭が行われる一方、ヴァンの元には《C》からのメールが届いていました。
《C》はこれまでにもヴァンに思わせぶりな警告文を送ってきており、以前にエレボニア帝国やクロスベル自治州で現れた《C》との関係や目的が謎となっていました。
ヴァンは1人で《C》の元へ行こうとしますが、仲間たちはヴァンの様子に気付いており、全員で向かうことになります。
いくつかの障害を乗り越えながらもヴァンたちは《C》の正体にたどり着き、紅黎い《魔装鬼》を打ち倒すことで、これまでの事件に決着がつきました。
しかし8つの《ゲネシス》が作られた目的やヴァンのグレンデル化の謎は残り、ヴァンはこの先もアニエスの力になることを約束して『黎の軌跡Ⅱ』の物語は幕を閉じます。
1209年7月8日
『界の軌跡』本編。
マルドゥック総合警備会社から依頼を受け、ヴァンはフェリやベルガルド(バルクホルン神父)、リゼットとともにオレド自治州での戦闘訓練に参加します。
またこのとき、カルバード共和国では宇宙計画が進められており、この日にロケットの打ち上げ実験が行われました。ヴァンたちは何かが起こりそうな気配を感じ、カルバードへ戻ることにします。
1209年7月9日
ヴァンたちアークライド解決事務所のメンバーは、街に変わった様子が無いか調べながらイーディス市内を回ります。
この夜、《身喰らう蛇》の執行者の1人、ヨルダがヴァンを訪ねてきます。ヨルダは双子のきょうだいであり《執行者》でもあるイクスを探していました。
ヴァンはヨルダを臨時バイトとして2人で行動し、街の人からの依頼を調査する中でイクスと出会いますが、イクスは《ゲネシス》に似た白い装置の力でどこかへ姿を消してしまいます。
1209年7月10日
午後、オークション会場で怪盗《グリムキャッツ》の偽物による騒ぎが起き、偽グリムキャッツを追った先でヴァン達は《身喰らう蛇》の執行者カンパネルラたちと戦闘になります。
カンパネルラはヴァンに《ゲネシス》のレプリカである白い装置を渡し、《永劫回帰計画》の見届けを宣言して去っていきました。
この日の夕方、黒芒街が多数の暴徒に襲撃される事件が起こります。首謀者はイクスであり、これも白い装置の力を使って引き起こしていました。
ヴァンたちは暴徒を追ってディルク記念公園へ向かいます。ここでイクスやイクスが使役する機械生命体《エグゼキューター》と戦闘になりました。
さらに仮面の集団《残滓 (レムナント)》も現れてヴァンたちを追い詰めますが、ヴァン側にも協力者たちが到着し、《残滓》は白い装置を使い去っていきました。
この日の夜、ヴァンはアニエスの誕生日プレゼント代わりに、アニエスに頼まれて2人でイーディスを回ることになります。その後、アークライド解決事務所の屋上でアニエスから告白されますが、ヴァンはアニエスの気持ちには応えられないと伝えました。
1209年7月11日
アークライド解決事務所一行は、イクスや《残滓》の行方を追ってアンカーヴィル市へ向かいました。
この夜、アンカーヴィル市内が紅い霧に包まれ、市内各所で魔物が出現します。ヴァンたちはこの事態を引き起こしている《残滓》たちと交戦し、戦闘の末に彼らは去りアンカーヴィルは元の状態に戻りました。
また、アニエスは父親であるグラムハート大統領からの命令でイーディスに戻ることになります。
1209年7月12日
アンカーヴィルでは、かつてイーディスで起きたような「汎魔化」が発生し、街中に悪魔のような魔物が出現します。ヴァンたちは異変の中心であるアンカーヴィル市庁舎に入り、仮面の使徒とイクスの2人と戦います。
仮面の使徒は、自分たちが持つ白い装置《アルターコア》はハミルトン博士に渡されたものであり、アニエスもハミルトン博士の計画に関わっていることをヴァンたちに伝え、姿を消しました。
ヴァンたちはその後すぐにイーディスに戻り、アニエスから真意を聞くために大統領府に向かいました。
しかしアニエスはここにはおらず、その間にロケットの打ち上げが始まります。大統領の宇宙計画の真の目的は、最新の機甲兵《エクスキャリバー》で宇宙にある“刻の至宝”を破壊することでした。
一同はこの計画の成り行きを見守りますが、《エクスキャリバー》は撃墜され、ハミルトン博士が計画していた“保険”をアニエスが発動させることになります。
ヴァンがアニエスの名を呼ぶ中、世界が光に包まれ、『界の軌跡』の物語はここまでとなりました。
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