軌跡シリーズでは、ストーリー中に直接かかわりのないNPCにも様々な物語が存在します。
今回は、マギサ婆さんについて紹介します。
マギサ婆さんとは?
概要
『黎の軌跡Ⅱ』のクエストで登場した詐欺グループのリーダー、マギサ婆さん。「大陸を股にかける詐欺師」と呼ばれ、あちこちで詐欺を繰り返してきた人物です。
普段は穏やかな話し方で温厚な人物を装っていますが、悪事がばれると態度が豹変します。
実はこの人、これまでの作品に何度も登場しています。この記事では、マギサ婆さんの登場シーンを集めました。
零の軌跡
マギサ婆さんは『零の軌跡』で初めて登場しました。この時は名前は明かされていません。
主人公ロイドたちは、クロスベルにやってくる偽ブランド商を取り締まるという内容の支援要請を受け、共和国からの玄関口であるタングラム門を張り込みます。
ロイドはバスの乗客たちと話をして、怪しい人物を突き止めました。バスから降りたお婆さんを呼び止め、言動の矛盾を指摘するロイド。お婆さんはなんとか言い逃れようとします。
しかし疑いは晴れず、任意同行を求められます。すると…
本性を現しました。
大声でロイドたちを罵倒した後、全力ダッシュで逃げ出します。
しかし逃げた先で同じくバスの乗客だった黒髪の女性に足を引っかけられ、無事に確保されました。他のメンバーも一通り逮捕されたようです。
ただ、このときのクロスベルの法律では「厳重注意」と「1ヶ月程度の退去命令」だけという軽い罪になってしまいました。
偽ブランド商もそのことを知っているのか、再び悪事をはたらく気満々の様でした。
碧の軌跡
『零の軌跡』から数か月後、『碧の軌跡』でも偽ブランド商は再びクロスベルにやって来ました。ロイドたちに逮捕の協力が要請されます。
帝国方面に高飛びするつもりの偽ブランド商を駅の構内で確保しようとしますが…
やはり逆ギレされます。そして全力ダッシュ。
出入り口は包囲されており、逃げ場のない駅でどうするかと思えば…
発射した列車の屋根に飛び乗りました。ロイドたちも彼女を追い、列車に飛び乗ります。
列車の中でもさらに逃げ続ける偽ブランド商。
その時、車内では共和国系テロリスト《反移民政策主義》の残党が《黒月》の追手に捕まる寸前でした。しかしたまたま彼女の通り道にいたため《黒月》は吹き飛ばされ、テロリストたちは助かります。
テロリストを偶然ですが助ける形になった偽ブランド商は、勢いに任せて彼らを同行者にします。
同行者となったテロリストはロイドたちを足止めしますが、とうとう追い詰められます。しかし彼女だけはあきらめません。
この大陸の続く限り……
全てはアタシの逃げ場たりえるのさ!
偽ブランド商も加わって戦闘が始まりますが、最終的にはロイドたちに確保されます。列車はやがてアルタイル市に到着し、彼女とテロリストたちは共和国軍に引き渡されることになりました。
偽ブランド商は最後に「借りは必ず返す」と言い放ち、連行されていきました。
創の軌跡
『碧の軌跡』から約2年半後、『創の軌跡』ではエピソード「2人のジャスティス」で登場。
クロスベル解放後の混乱に乗じて外国ブランドの輸入食品や雑貨を盗み、その被害者に“代替品”を騙って粗悪品を売りつける詐欺行為を行っていました。
この事件を捜査していた司法監察院の監察官マキアスと捜査一課のダドリー捜査官によって追い詰められ、用意していた小型ボートで逃げようとします。
しかし、この手口を読んでいたマキアスによってボートのエンジンは動かなくされており、偽ブランド商は再び逮捕されることになったのでした。
黎の軌跡
『創の軌跡』からさらに1年半後、『黎の軌跡』では黒芒街の酒場で酒を飲んでいるお婆さんの姿があります。
話を聞いてみると……
一昔前まではいろいろと商売をしていたのよ
マヌケな連中を出し抜く快感ときたら最高でーー
クロスベルで偽ブランド商をしていたお婆さんで間違いないですね。ここで初めて名前が判明しました。
今作では、彼女に関するクエストはありませんでした。
黎の軌跡Ⅱ
そして『黎の軌跡Ⅱ』ではカルバード共和国の首都イーディスで、格安Tフォンの販売グループのリーダーとして登場しました。
姿が見つかり悪事を指摘されると、冒頭で紹介したように大声を出して全力で逃げ出します。
しかし今回はスウィンたちの活躍により確保され、選択肢により「警察」か「MK社」のどちらかに引き渡されることになります。
物語終盤では保釈金を支払って解放されたようで、新たな詐欺計画を練っている様子が描かれています。
界の軌跡
『黎の軌跡』『黎の軌跡Ⅱ』に続いて、『界の軌跡』でもマギサ婆さんが登場しています。
共和国が宇宙計画に湧く中すでに一仕事したらしく、以前の損失以上の稼ぎを得たようです。
また、マギサ婆さんは実は黒芒街の“顔役”と古くからの知り合いであり、数十年前から色々と世話になっていたことも明らかになっています。
その後、これ以上首都では動きづらいと判断したマギサ婆さんは、別の場所での計画を進めます。
別の計画とはサルバッドのカジノのメダルを偽造して売りさばくこと。カジノの利用客に安く偽造メダルを売って儲けを得ていました。
この時、カジノからの依頼で偽造メダルの調査をしていたスウィンとナーディアが彼女を尾行することになります。
俊敏に動き回るマギサ婆さんをなんとか追跡しますが……
今回も逆ギレ。初登場時から約5年経っているはずですが、いまだ衰えることを知りません。
しかし今回は仲間もおらず、簡単に取り押さえられそうでしたが……
「今までのアタシと同じと思ったら大間違いなんだからねええ!!」
「ーークロノドライブッッッ!!」
まさかのアーツ発動。スウィンでも捉えられない速さで逃げだしました。
しかしスウィンたちに同行していたルーファスの機転で居所がばれ、追いつかれてしまったマギサ婆さん。これまでの恨みがこもった魂の叫びを発します。
最後まで諦めず、足掻いて走るッ!!
偽ブランド道、舐めんじゃないよ!!
マギサ婆さんは最後の切り札である人形兵器を繰り出しますが、これも倒されてしまいます。
しかしその戦闘の間にマギサ婆さんはすでにこの場を離れており、新天地を目指して走り出すのでした。
憶えてなーー
“偽ブランド道”に終わりはないってねえ!!
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